子供の虐待が容認される風潮(2)
今の世の中、子供の虐待事件のニュースが多くて絶望的な気持ちになりますが、そうしたニュース記事に寄せられているコメントを見ると、毎度の事ながらさらに不安な気持ちにさせられます。
首絞められ乳児重体=育児疲れか、母逮捕―大阪府警
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000005-jij-soci
首を絞められた子供が心肺停止になるという非常に深刻な結果を招いた事件ですが、虐待を受けた被害者の痛みや苦しみについて言及しているようなコメントは極少数で、殆どが育児の大変さを雄弁に自己主張しているコメントで埋め尽くされています。
加害者の肩を持ちながら、被害者に「早く良くなれ!」とか言うのは怖すぎるんで、止めて欲しいですね。
逆に「殺人は絶対いけない!」という至極当然で、何よりも優先されなければならない主張をしている投稿者の方が、「正論を振りかざすな!」と理不尽に叩かれる異様な空気になっています。
挙句の果てには、「ストレスを溜めないよう、重大な状態にならない範囲で我が子に暴行を加えてます!」といったような衝撃の告白まで飛び出す始末です(怖)
さすがにこのコメントは削除されてしまったのか、今改めて確認しても、見つけることができませんでしたが、投稿者を調査して、必要であれば子供の安全を守る為の措置を執るべきですね。
今の親すべてがそうじゃないと思いたいですが、あのコメント欄を見る限りでは、子供の命や人権はますます粗末に扱われていくんだろうなと、やりきれない思いがしてしまいます。
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