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SONYのMSX2+パソコンと「F1ツールディスクII」

前回記事で少し触れたように今回は、SONYの「F1ツールディスクII」について軽く紹介していこうと思っていたんですが、自分の中のノスタルジーが爆発して、殆ど思い出語りになってしまってますm(_ _;)m
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前回無事MSX実機から起動に成功したと思われていた「F1ツールディスクII」ですが、よくよく調べてみると完全な状態じゃない事が発覚しましたorz

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パッケージは紛失してしまっているんですが、辛うじて説明書だけは発掘できました。
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説明書によると、「F1ツールディスクII」をドライブにセットしてMSXを立ち上げると、まず起動時のメニュー(タイトル画面)が表示され「 1 GRAPHICS 」を選択すると「グラフィックエディタ Ver.2.0」が実行され、「 2 PROGRAM 」を選択するとBASICのファイラーが実行されるという事になってます。

そしてライトプロテクトノッチが開いていると(書き込み禁止状態になっていると)、起動しないらしいです。

という事で、「F1ツールディスクII」のプロテクトノッチを閉じて起動を試みたんですが、起動時のメニューが表示されず、いきなりBASICのファイラーが起ち上がってしまいます。(グラフィックエディタ Ver.2.0は使用不可)
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ブートセクタが壊れているのでしょうか。何か物足りないような気がしてました。
グラフィックエディタ以外は一応動いたので、とりあえず御の字という事にしておきます(^ ^;

さらに調べてみると、「F1ツールディスクII」は、SONYのMSX2+パソコン「HB-F1XDJ」の購入特典として期間限定で添付されていたらしいです。
制作はSONYではなくHAL研究所です。

私はPanasonicのMSX2+ユーザーだった訳ですが、ある日たまたま立ち寄ったパソコンショップで「F1ツールディスクII」が売られているのを発見し、これさえあればSONYのMSX2+オーナーの喜びを(部分的にでも)味わえるんじゃないか!?という謎の高揚感に駆られて買ってしまいました。

「HB-F1XDJ」に元々付属している「ゲームプログラミングツール」というディスクには、「(旧版の)グラフィックエディタ」「FM音源ミュージックエディター」「スプライトエディタ」(F1ツールディスクIIの物と被ってるような…)や、5本のサンプルゲームが収録されていたようです。

当時の広告に出てくる「DEMEROON(デメロン)」というSTGのサンプルは、紙面で見る限りは当時の市販ゲーム並に凄そうなゲームに見えるんですが、実際に店頭で展示されていたデモを見て、余りの動きのカクカクさに驚いたというか、妙に納得した記憶があります。

BASICプログラムを15~20倍の速度で実行できるという「BASICコンパイラ」を搭載した同世代のSANYOのMSX2+機「WAVY70FD」で動かしたら、もう少しスムーズになるんじゃないか?とかそんな妄想をひとり繰り広げてました(^ ^;

そしてSONY最後のMSXパソコンになってしまったXDJの後継機「HB-F1XV」では、「クリエイティブツールII」という「F1ツールディスクII」とは微妙に内容が異なるディスクが付属していました。

「HB-F1XV」には、他にも譜面入力のシーケンスソフト「F1シンセサイザー(シンセサウルス)」、ワープロソフトの「文章作左衛門」が付属するという、とびっきりゴージャスな仕様でした。
今にして思えば、背水の陣のような気合いの入れように見えなくもないですが…

 

「MSX VOICE RECORDER」
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今でこそパソコンやスマホで録音・再生できるのは当たり前ですが、当時は録音・再生に必要なPCM音源は高嶺の花でした。(MSXも後にturboRで8bitのPCM音源が付くようになりました)

PCM音源の無いパソコンで録音・再生を可能にするツールがこの「MSX VOICE RECORDER」です。

データーレコーダー(カセットテープ)の入力端子から音声を1bitで録音して、1bitサウンドポートから再生するという古のテクノロジーが使われています。
1bitなので当然音質は悪いですが、それでも意外と聞き取れるのが不思議です。

特定のサンプリングレートでbitを記録するのではなく、0又は1の持続時間を記録しているそうです。

上の写真では試しにサンプルファイルの「OHAYOU.VCD」を開いてますが、「おはようございます」と喋ってる音声が、たった1738バイトしかありません。


「あかしろゲーム」
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MSX VOICEを活用したサンプルゲーム。

終始喋りまくるゲームというのも当時は珍しかったので、インパクトありました。


「グラフィックエディタ印刷サンプルデータ」
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超久しぶりに拝んだ素敵CGイラスト。懐かしさが込み上げてきました(T-T)
ディスクが壊れてる影響なのか画面の所々にゴミが出てしまってるような…

私は当時、年賀状をこのグラフィックエディタで作って印刷した記憶があるんですが(プリンターはMSX本体と同じくPanasonicのFS-PC1)、カラーのインクリボンの消費量が物凄くて、インク一つで年賀状10枚刷れたかどうかというレベルだった気がします。

滅茶苦茶下手くそなCGを描いて送り付けた恰好ですが、当時はカラー印刷できるワープロは珍しかったので、一部のパソコン仲間にウケて嬉しかった思い出が蘇りました。


「自然画ライブラリー集」
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初代MSXの16色に始まり、MSX2で256色同時表示、MSX2+では19268色同時表示可能と怒涛の進化を続けていたMSXパソコンですが、悲しいかな世の中のMSXソフトの殆どは、MSX2か初代MSX用に作られていたので、MSX2+自慢の自然画モードの威力を体験できる機会は非常に限られていました。

なのでたった3枚の画像でも十分嬉しい「自然画ライブラリー集」でした。
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後に、パソコン通信をやっていたPC-9801ユーザーのパソコン仲間から貰ったCGデータを鑑賞する目的で、自然画モードやインターレースモードが活躍することに。

お茶の間の(当時の一般的なPCディスプレイよりは)でっかいテレビに繋いでCG鑑賞すると、旧式の8bitパソコンながら妙に優越感に浸れました(^ ^;


「スプライトエディター」
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ゲーム作りに役に立つスプライトエディター。

1ラインごとに色指定できるMSX2以降用のスプライトが作成可能。
MSX2+になってグラフィック表示は強化されたけれど、スプライト機能は据え置きだったのは残念でした。


「FM音源データ集」
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有名ゲームのBGMやテーマ曲等を、BASICのMMLで再生するプログラムが収録されています。

おなじみのあの曲も、FM音源(OPLL/YM2413)で一味違う演奏が堪能できます。

当時は、PSG音源と比べてめちゃくちゃリアルな音が鳴るなぁ~とテンションが上がったものですが、今聴くと逆に電子楽器らしい素朴な音色が心に沁みます。

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