MSX総選挙と私のMSXパソコン遍歴(ゲーム編)
こんな個人的な思い出話を垂れ流しているだけのブログ記事を読んでくださりありがとうございますm(_ _)m
MSX総選挙ネタ(本体編)をやったからには(ゲーム編)もやらねば!という事で、投票したゲームと思い出を書き連ねていきます…
投票したMSXゲーム1
「MSXトレイン2(ファミリーソフト)」1993年発売
AVG中心のミニゲームを複数収録したオムニバス形式のゲームです。
列車を乗り継いでゲーム内世界を旅しながら、それぞれの場所に配置されたミニゲームが遊べる構成になっています。
久しぶりにプレイしてみると、操作感が未来志向というか8ビット時代のレトロゲームというよりWindowsのマルチメディアタイトルのようなフィーリングです。
説明書が56ページもあって目を引きます。説明書というよりもちょっとした雑誌のようですね。
ディスク4枚組のボリュームたっぷりのイラストや写真が非常に魅力的な本作品ですが、ご褒美グラフィックがサービスしすぎだった為?に、ゲーム販売の流通経路から締め出されて大変な事になっていたようです。
実はこのゲーム、自分で買ったものではなくMSX専門雑誌「MSX・FAN」で貰ったものです(超感謝!)
とあるゲームのちょっとした裏技を送ったら何故か採用され、読者プレゼントで頂きましたm(_ _)m
私の人生の中で殆どない成功体験の1つです。
今にして思えば、この頃はMSXの新作ゲームのリリースが明らかに減っている時期だったので、読者から寄せられた裏技は極力掲載して、MSXのゲームシーンを少しでも盛り上げていこうというMSX・FAN編集部の想いがあったのかもしれません。
MSX・FANからは、ゲームと共に「是非ゲームの感想を書いてメーカーに送ってください」といったメッセージが添えられていたので、私は頑張って感想の手紙を書こうとしたのですが、文章力が壊滅的なため、変なテンションの怪文書をファミリーソフト(モオソフト)に送りつけてしまうという、振り返ると恥ずかしいやら申し訳ないやら…そんな思い出の詰まった出来事です(^ ^;
投票したMSXゲーム2
「THE TOWER OF CABIN ~キャビンパニック~(マイクロキャビン)」1992年発売
ゲーム内に再現された(このゲームを作った)マイクロキャビンのビルを探索して、数々のクエストをこなし、感動のエンディングを目指すという、かなり変わり種なアドベンチャーゲームです。
「MSXトレイン2」のところで触れたとあるゲームというのは、コレのことです。
なんとなくゲーム本編の印象が「ミシシッピー殺人事件」に似てる気がしないでもありませんが、理不尽な謎解きやトラップはなく快適に遊べます。
そしてミッションをクリアするごとに、ミニゲームがプレイ可能になり、そのミニゲームも格闘ゲームからレースゲーム、AVGに人工無能までバリエーション豊富なてんこ盛り仕様となっています。
このゲームには「デバッグモード」というものがこっそり搭載されていて、それを使って障害物を通り抜けられるように設定した状態で、ビル屋上の右上端へ移動すると、バグステージに行けるという裏技(うろ覚え)をMSX・FANに投稿しました。(バグステージに行っても特に何もできません)
デバッグモードのやり方は次の通りです。
「ポーズをかけた状態で、カーソルキー[↑][→][↓][←]と入力した後、決定キーを押す」
この「デバッグモード」もMSX・FANに投稿されていた裏技で、それを使ってチートプレイを堪能していたら、偶然発見したという流れです。
私の裏技が掲載されたMSX・FANは、どこかの時点で紛失してしまったらしく、どうしても見つかりませんでしたorz
投票したMSXゲーム3
「アレスタ2(コンパイル)」」1989年発売
だいぶ後になってからパッケージ版ではなくTAKERU(ソフト自販機)版を買いました。
私はSTGが無茶苦茶下手くそなのにも係わらずSTG好きという、変な人間です。
全ステージクリアとかできなくても、ゲーム序盤の方で爽快感が得られればそれで満足だったんですが、ある時ふと、もっと先のステージに到達してみたいという願望が沸いて、一念発起しました。
見慣れた前半ステージは頑張ってノーミスで乗り切り、初見の後半ステージは貯めまくった残機にモノを言わせて強引に突き進んだら、意外なことに全ステージコンプリート。エンディングを拝むことができました(^ ^)
アイテムをコツコツ集めて自機の武装をド派手に強化できるのが本作の魅力ですが、ミスして最弱状態に戻ってしまったとしても、詰みにくいような配慮があるのが良いですね。
それから長い年月が流れたある日、アレスタ2には「鬼レベル」という高難易度モードがあることをネットで知りました。
以前私が必死でクリアしたアレスタ2は、一番低難易度の入門レベルに過ぎなかったのです。
それで早速「鬼レベル」を試してみましたが、私では1面すら安定してクリアできない有様でした。
ちなみに前回の記事で書いた「FS-A1GTを買った友人」のお宅に、アレスタ2のディスクを持参しておじゃまし、アレスタ2を無理やりturboRの高速モードで動かしてみたりしました。
一見いつもと変わらないように見えて、処理落ちが減っている分、かなり難易度が上がっていたような印象です。(この時はまだ「鬼レベル」の存在を知らない)
「高速モード」と「鬼レベル」を組み合わせると、更にとんでもない難易度になるのかもしれません。
という事で初心者から上級者まで、幅広いレベルのプレイヤーが楽しめる一品です。
投票したMSXゲーム4
「パロディウス(コナミ)」1988年発売
当時のMSXユーザーたちが口をそろえて
「MSX版のグラディウスはファミコン版よりレーザーが長くてスゴイだろう!」
と言ってくるのですが、その時はまだ任天堂信者?だった私は、ガタガタのスクロールと、ずんぐりむっくりした小さい自機が受け入れられず、正直パッとしない印象でした。
そんなMSXユーザーの風上にも置けなかった私も何故かこのパロディウスだけは妙にツボに入って大ウケ状態に…
ずんぐりむっくりした自機はむしろ愛らしく、ゲームの節々から溢れ出す不条理な世界観にスクロールのガタガタさとかどうでもよくなってきます。
それどころがだんだん洗脳されてきて、スクロールがガタガタしてる方がむしろ遊びやすいような気さえしてきます。
そしてMSXではなくファミコンで出ていたら発禁になりそうな「爆発アニメーションパターン」は、第一印象で強烈なインパクトを与えます。
しかしながら私は当時このゲームを友人から借りてプレイしただけなので、いつかヤフオクでゲットしたいなぁと思っていたのですが、あれよあれよという間にプレミア価格に(汗)
そこで代わりにファミコン版の「パロディウスだ!」をゲットしたりしてました。
こちらはこちらで非常に完成度が高くて十分楽しいのですが、MSX版の元祖パロディウスのあの唯一無二な感じは、やはりMSX版でしか味わえないモノなんだなぁと思った次第です(^ ^;
投票したMSXゲーム5
「激突ペナントレース2(コナミ)」1989年発売
私は野球ゲームといえば、ファミコンのディスクシステムで出ていた「エキサイティングベースボール(コナミ)」が大好きでした。
後のネットの評価では、クソゲーどころかバカゲー扱いになってますが、元々野球に興味がなくルールも全く知らなかった私は、何の疑問も持たずすんなり受け入れてしまったのかも知れません。
というよりエキサイティングベースボールで野球のルールを覚えました(^ ^;
そんなコナミがMSXで新しい野球ゲームをリリースすると聞けば、問答無用で期待が高まります。
そして実際に手に入れた「劇ペナ2」を初めてプレイして、同じメーカーの作った野球ゲームとは思えないほど別物のゲームで驚きました。
ストレスのないスピーディーなゲーム展開に、スタイリッシュな演出、SCCサウンドチップによる清涼感のあるサウンドと臨場感、すべてにおいて劇的な進化を遂げています。
その一方で、エキサイティングベースボールにあった育成要素が存在しないのは、少々寂しくもありました。
ROM形態のゲームながらチームエディット機能で作成したオリジナルチームのデーターは、フロッピーディスクに保存するようになっていたので、そのファイルをBASICのプログラムから書き換えて、チートプレイを楽しむといった、MSXならではの遊び方もできました。